【デジタル】ネップリ用イラストができるまで【製作過程】

こんにちは、騙月ライムです。

長らくやるやる詐欺をしていた、ネップリ用のイラストを製作いたしました。
作業画面が気になるとのご質問もいただいていたので、簡単にではありますが紹介させていただきます。

完成したイラストはネットワークプリントサービスに登録して配布していますので、宜しければお迎えいただけると嬉しいです。(期間制限あり)

製作環境と道具

■セシルス ClipStudioPaint PRO

■iPad air 第五世代 + ベルモンド ペーパーライクフィルム

■applepencil 第二世代 + MEKO 金属チップ

製作過程

【1】ラフ~下描き

印刷用サイズ(今回はL版 / 2L版比率)のキャンバスを作成し、イメージを描き起こしていきます。

 

夏っぽいモチーフにしたかったので、祭り、浴衣の男女、花火…など。

思いつくものを、空いているスペースにガシガシ描きたいしていきます。

コラージュのように、後から小物を描き足していくのも楽しいのですが、
私は最初に全部出し切ってから削っていく方が好きです。

文字でもシルエットでも、自分が分かればいいのです。

 

少しディテールをつめる→結合して色を変える→少しディテールをつめる…
を繰り返しながら、キャラデザ、ポーズ、表情などを固めていきます。

今回は3~4回繰り返したかな?

しっくりこない場合はここで全く違う構成に変わることも珍しくないです。

基準としては、
”自分以外の誰か見ても、なんとなく描きたいものが伝わるくらい”まで、この作業を行っています。

 

大きなモチーフ毎にレイヤー分けをし、色をつけてみます。

鳥居と提灯を描きたかったのですが、
どう頑張っても邪魔にしかならないことが分かりました…。ショック…。

パーツの位置を動かしたり、変形をかけたりしながら調整していきます。

ほぼ完成段階のイメージが固まるので、この作業は結構好き。

ちなみに、お得意先様へのラフ提出はこの段階で行うことが多いです。
(新規様にはもう少し丁寧です。たぶん。)

 

カラーラフを下敷きに、下描きをしていきます。

またここでも、下描き→カラーラフ→下描き…を何度か繰り返していきます。

だんだんとお顔が美男美女になっていく段階です。楽しい。

向き、表情、体型など…ほぼほぼここで別人になります。もはや全身整形です。
髪型も少し変わりました。

 

完成イメージができたら、パーツ別に線画を描いていきます。

【2】線画・ベタ塗り

パーツ毎に線画を起こします。

髪の毛や瞳孔など、下描きに無い細かいパーツも描き足していきます。
よく友人に「何故その下描きからその線画ができるのか?」と問われてきましたが、私にもわかりません。

Twitterで公開していた作業画面。ここまでで所要時間4時間17分は長すぎる。

 

線画の描き起こしが終わったら、
パーツ別にベタ塗り、位置調整などを行います。

ある程度は非表示エリアも描いておき、
位置調整は印刷プレビュー状態で行っています。

ここまでできたら1日寝かせます。
翌日また気になる部分があれば修正していきます。

ここまでの作業時間:8時間2分

 

【3】本塗り・調整、完成

影をつけたり、背景を描きたしたりして、イラストが完成しました!

ここまでの作業時間:10時間42分

 

今回はネップリ用のイラストなので、ここから更に、印刷用の色調やテクスチャーの調整を行っていきます。

印刷結果と見比べながら、3回ほどテスト印刷してきました。

写真の並べ方を逆にすべきでした…。すみません。

写真だと分かりにくいですが、発色が鮮やかになっているのがお分かりいただけるでしょうか?
また、テクスチャーによってモアレが発生していたので、そちらを抑える調整もしていきました。

さらにWEB掲載用にひと加工、華やかになれ~~!

※クリックで原寸画像を表示します。

 

 

始めてのネップリだったので、思ったように印刷が出なくて大変でした。
結果、テクスチャは泣く泣く諦めることに…。次回に期待!

ネップリ情報

完成イラストは、ローソン&ファミリーマートにて、ネップリ公開させていただいておりますので
宜しければお迎えいただけると嬉しいです!

 

もし印刷期間が終了しても、他のネップリイラストと併せて再配布等行っていく予定です。
期間は未定ですが、毎年1月には年賀状イラスト公開したいと思っています!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

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